夏の養生法とギー作りのワークショップ
『ギー』とは?
『ギー』とはバターから水分やたんぱく質などを取り除いた純粋なオイルのことです。
きれいな黄金色をしていて、肌にもすっとなじみ、甘い香りがします。
消化に良く、神聖で最も優れたオイルとして、アーユルヴェーダではとても重宝されていて食用はもちろんマッサージや外用薬として広く使われます。
消化力を高める。
アンチエイジング。
オージャスを増やす。
冷性で油性、甘味を持ちピッタとヴァ―タを鎮めてくれるので、夏~冬に特に頼りになるオイルです。
私の日常の中ではこんなふうに使っています。
毎日の食事に、パンや炒め物に。
セサミオイルの代わりにマッサージ。
瞼や眉間に塗って目のクールダウン。
耳に塗布、マッサージして耳からの不調を鎮める。
ホットミルクにスパイスと共に入れて入眠前に。
コーヒーに入れてギーコーヒーに。
軽いやけどや傷に。
いろいろ使ってしまうので、減りが早い・・
そんな訳で、市販のものと合わせて、自分で作ったものも愛用しています。
オージャスを高めるギー
聞きなれない言葉かもしれません。
『オージャス』
オージャスとは『活力素』と訳されるのですが、私たちの生命においてなくてはならないもののことです。
「心臓の中にある、白くて少し黄味色を帯びた物が身体のオージャスといわれている。もしそれが消失すると人は死ぬ。生命体において一番初めにつくられるものがオージャスである。」
チャラカサムヒターというアーユルヴェーダの古典書には、こんなふうに記されています。
自分に合わない偏った食事や、過度な運動、自然現象、睡眠不足、心配や恐れ、不安などによって、このオージャスは減ってしまう。とも記されています。
反対に、消化力に見合った食事をし、適度な運動をし、時にゆっくり休み、睡眠をしっかりとり、心地よく暮らすことで、このオージャスは増やすこともできる。そんなふうに考えられています。
そのために質の良い食べ物はとても大切。
この『ギー』や非加熱のはちみつ、良質な牛乳などはオージャスを増やす食べ物として知られています。
夏バテという言葉があるように、私たちの体は、特に夏の暑い時には体力が弱まります。消化力、活力、免疫力、そんな私たちの根柢の力も弱くなり、疲れやすくなりますよね。
夏には自然界の中でも私たちの体内でも、火と風のエネルギーが増えると考えますが、ギーはこの増えすぎたエネルギーを鎮静してくれます。
夏の不調の予防、鎮静としてもおすすめです。
家庭でギーを作ってみよう
準備するものは無塩バターのみ。
小さな鍋にバターを入れて火にかけます。
簡単に作れるのですが、火を止めるタイミングがちょっと難しい。
私も時々失敗します・・
でもそのタイミングを一緒に見ながら、一度作ってみることで皆さんもご家庭でチャレンジしやすくなるはず。
私たちの活力の元であるオージャスを増やしてくれる、そんな素晴らしいオイル『ギー』が、毎日に取り入れやすく、簡単に手の届くものと知ってもらえたら良いなと、そんな思いです。
ギー作りのワークショップ開催します
夏から秋にかけてのアーユルヴェーダの養生法を知ると共に、一緒にギーを作ってみるワークショップを開催します。
ギーについて知りたい、作ってみたいという方はもちろん、夏から秋に不調が出やすい方にぜひいらしていただけたら嬉しいです。
✓疲れが出やすい
✓ほてりやイライラが出やすい
✓夏に胃の不調や軟便になりやすい
✓目の疲れや耳からの不調を感じやすい
✓アーユルヴェーダに興味がある
気になることがあれば、ぜひ。
■夏の養生とギー作りのワークショップ■
□日時 8/6 土 13:00~15:00
□場所 西荻窪駅より徒歩15分程(またはコミュニティバス5分程)
※詳細はご予約時にお知らせします
□料金 5000円(税込)(作ったギー・夏の養生アイテムのお土産付き)
□お申込み方法 ご予約・お問い合わせフォームより「ギー作りWS希望」と記入の上お送りください。(または公式Line、インスタDMからも気軽にお申し込みください)
夏から秋のアーユルヴェーダの養生法も。
生活法や夏に使いたいハーブやスパイスなど、簡単に取り入れやすい方法をお伝えできたらと思います。
アーユルヴェーダは、毎日を快適に、心地よく過ごすための知恵の宝庫だと思います。
そんな色々をシェアすることで、皆様の毎日のお役に立てたら嬉しいです。
アーユルヴェーダは難しそうと感じている方も、ぜひ気楽にいらしてくださいね。
一緒の学びの時間を過ごせることを楽しみにしています。
『 月とキャンドルとアーユルヴェーダ』でも、次の新月より夏編が始まります。
ちょっと遠くて対面は無理・・という方もお家でできるアーユルヴェーダ浄化プランです。こちらもぜひご検討くださいね。